Blog

お茶のこと
くらしのこと

No.104 お茶にまつわる怪談

No.104 お茶にまつわる怪談

2026.01.20

こんにちは。島根県松江市のお茶屋、加島茶舗の加島理絵です。

 

先日島根県では安来市が震源の震度5強の地震がありました。

 

幸いお店もものが落ちたりはせず、お客様も含め皆無事でした。ご心配いただきありがとうございました。

 

もし災害があったら…備えておかないといけなないなと考えさせられました。

さて、今怪談で話題の松江ですが、お茶にまつわる松江の怪談があるので、ちょっと私も怪談を書いてみたくなり、こちらに書かせてください。

頭の中に薄暗い部屋と和服の人と蝋燭の火を想像しながら読んでみてくださいね。

 

 

朝ドラでも度々出てくる松江大橋。

松江は中心に大橋川という川が流れていて、今はその間に5つの橋がかかっているのですが、その中でも松江大橋は一番最初にかけられた橋です。

その松江大橋のお話。

昔むかし、松江の大橋川にまだ橋がなかった頃、橋をかけようと、大工たちが一生懸命橋をつくっていましたが、何度も何度も川に流されて、中々かからなかったそう。

それで、水の神様が、人柱をお望みなんだという話になって、人柱をたてる事になりました。

けれど、どれだけ話し合っても人柱が決まらず、松江城のお殿様が「明日、この通りを一番初めに通ったものを人柱としよう」と決めたそう。

 

さて場所は変わって、松江に源助という一人の男がおりました。源助はお母さんと二人暮らし。その日はとっても急いでいて、お母さんが「源助。そげん急がんでも、お茶なといっぱい飲んでいくだわ。」と言っても「いらんいらん、急がんといけんけん」と断って、「じゃあ一杯だけでも飲んでいくだわ」「もう、わかったわ。そげしたら行ってくるけん」といつも2杯飲むお茶を1杯だけ飲んで出かけたんだそう。

 

松江城の前を急足で歩いていると、お役人に「おい」と声を声をかけられ、こうして源助が人柱になる事になることが決まりました。

そして、松江大橋も無事に橋がかかりました。

 

それからというもの松江では「一杯茶は間が悪い、茶はずしもいけん」という言い伝えが残り、小さい湯呑みでお茶をたくさん飲むようになったんだそうです。

 

これでこっぽし。

松江に伝わる源助柱のお話でした。ここに書いたお話は、私が祖母から聞いたお話です。私の祖母は10時と15時にお茶を淹れてくれ、「一杯茶はまんがわりぃ、茶外しもいけん」とお茶に誘ってくれ、なぜ1杯なのか聞いた時にこのお話をしてくれました。

 

この源助柱も諸説あり、「服に横縞の継当てをしているものを人柱にする」という話で、人柱になる当日の朝、一杯だけお茶を飲んだというお話もあるようです。

子供の頃、ある日突然人柱にされるという怖い話を聞き、源助さんに同情してしまったのを覚えています。

 

松江大橋の南詰には源助柱の石碑があります。

松江大橋は今でも松江市民を支えてくれている、大切な橋です。

 

島根のおすすめスポット

No.104 かんべの里 民話館–松江市大庭町

 

多分前にもご紹介したのですがもう一度。

松江で怪談話を語り部さんがしてくれる施設です。

子供の頃の暇つぶしスポットで、毎週のように通っていました。

おはなしの最後の「これでこっぽし」もかんべの里で覚えました(笑)

 

耳なし芳一の劇を見たり、島根の色んなお話をタッチパネルで見たり。

自然豊かな場所にあり、私のおすすめ神社(ブログ→⭐︎)「神魂神社」のすぐ近くです。

晴れた日は隣の森でハイキングして、展望台でお弁当食べるのも良いですよ^^

 

そして、かんべの里民話館のホームページには、旧館長さんが集められた民話がたくさんみられます。しかも、肉声の音声データで聴けるんです。

昔話をきいてみたくなったら、ぜひ覗いてみてください。

出雲かんべの里民話館ホームページ

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

加島茶舗のホームページはこちらから
加島茶舗のオンラインショップはこちらから

instagram @kashimachaho
facebook @加島茶舗
twitter @chamachinochaya