新緑の山々を思わせる爽やかな香りとお茶らしい渋みを味わう通好みなお茶です。
2023.08.29
About us
古くから茶処として栄えたこの松江茶町で、
わたしたちは日々お茶づくりをしています。
山陰で唯一の茶師十段の知識と
技術を生かした日本茶のブレンドは
現在の生活様式に合わせた豊かさを
ご提供いたします。
茶師十段/次期店主
加島浩介
KOSUKE KASHIMA
東京の大学を卒業し、製菓会社で働いた後、静岡の製茶問屋で修行させてもらいました。その会社の社長は全国茶審査技術競技大会(以後、全国闘茶会)で優勝をされた方で、知識豊富に様々なことを教えてくださいました。その後、都内にある別の日本茶専門店で試飲したお茶があまりに美味しくて、ここで働かせて下さいと頼み一年ほどお世話になりました。その時に飲んだお茶の味は、今でも忘れられません。こんなおいしいお茶がつくりたいと思い、27歳ときに帰郷しました。28歳の時、全国闘茶会に出場するため、仲間と山陰茶業青年団を設立しました。2019年茶審査技術(※以降 茶師と表記)では個人の部9位入賞、2024年には業界最高位(中四国地方初)となる十段を取得しました。さらに大会では、全国トップレベルの優秀な茶業従事者の方々と出会い、情報交換をしていく中で、刺激をもらい知識を深めることができました。お茶はくらしのなかで人に安らぎをくれて、人と人とをつなげてくれます。日本で昔から人々の生活の一部だった、お茶を飲む文化をずっと残していきたい、おいしいお茶をつくり、美味しさ、心地よさを届けていきたい。そんな思いで日々お茶をつくっています。
全国茶業連合青年団が主催する歴史ある大会「全国茶審査技術競技大会」で、優秀な得点を取得した参加者に最高十段位までの段位が授与されます。段位を得るためには「お茶を見る目」が必要です。そして、この「お茶を見る目」は美味しいお茶をお客様へお届けする事に必要な力になります。
明治二十四年に創業した加島茶舗は松江市茶町にあります。松江城と宍道湖のちょうど間のあたりです。松江城築城の際、この地でお茶が振舞われたことが茶町という地名の由来と言われています。松江城のお殿様であった松平不昧公が大のお茶好きで、松江に茶文化を根付かせました。松江ではご近所にいくと、おばあちゃんに「ちょっとお茶でも飲んで行くだわね」と縁側にさそわれ、お茶をごちそうになります。古くからお茶に親しまれたこの地で、お茶を通してほっとする時間を大切にしたい。私たちはそんな思いで日々お茶をつくっています。